修繕する

昔ながらの「一澤帆布製」の織ネームには、住所が書かれています。「長くお使いいただいて傷むようなことがあれば、こちらへお持ちください」という製造責任の証です。その精神は、今なお変わりません。

丈夫で長持ちする帆布ですが天然素材ゆえに長い間の経年劣化だけは避けられません。私たちは、長年お使いいただいたかばんの修繕を、できる限りお受けしています。長年使い込まれ、思い出の詰まったかばんの修繕は、細心の注意と技術が必要なとても気を遣う作業です。そのため、専任の修繕担当が、お客さまの要望をもとに職人と相談しながら進めていきます。

職人は戻ってきたかばんを手にした時に、「長年お使いいただいておおきに」という気持ちで、まず糸を丁寧にほどくことから始めます。持つ人の愛着や思い出を損なうことなく、かばんを修繕することで、またさらに長くお使いいただくことを願っています。

納期について 現在修繕のご依頼が多く、作業に最長3ヶ月ほどお時間を頂戴しております。職人が順番に丁寧に修繕いたします。また、かばんの状態によっては修繕ができない場合もありますので、あらかじめご了承ください。

よくある修繕例

修繕は、「できるだけ元の状態に戻す」「修繕したことにより強度を高め、またしばらく使えるようにする」ことを基本に行っています。無理に修繕すると、そこから傷むこともあるため、どこまで直すかを見極めるのも修繕の一部。無駄な修繕をしないのもコツ。それによって、より長くお使いいただくことができます。

持ち手の取替

  • BEFORE

    長年の使用で、持ち手が擦り切れてしまっている。
  • 1

    持ち手を取り替えるため、口元に付いているハトメやカシメの金具を外す。
  • 2

    かばんをひっくり返し、口元のミシン目を全てほどき、持ち手を外す。ミシン糸などをきれいに取り除く。
  • 3

    用意しておいた新しい持ち手2本を定位置に留め、口元を一緒に縫う。できる限り元の針穴の通りに縫う。
  • 4

    縫い終わったらハトメやカシメを付け、かばんを再度ひっくり返し、木槌で形を整える。
  • AFTER

    天然素材なので、持ち手は擦り切れてしまうことはあるが、口元からちぎれたことは一度もないのがうちの自慢。
持ち手の取替
口元の金具を取り外して糸をほどき、擦り切れた持ち手を外す。新しい持ち手を元の針穴の通りに縫い付け、新しい金具を再度取り付ける。
持ち手の取替/中つぎ
口元の金具を取り外して糸をほどき、古い持ち手を途中で切り取る。元の持ち手の上から新しい持ち手をつぐように縫い合わせ、新しい金具を再度取り付ける。
底角の穴の補修
擦り切れて開いてしまった穴が隠れるように、角の生地を内側に縫い込む。穴が大きい場合は、深く縫い込むためマチが広くなり、かばんの形が少し変わる。
ショルダーバンドの取替
金具を外し、古いショルダーバンドを本体から取り外す。新しいショルダーバンドを本体に縫い付け、金具で再度取り付ける。
本体の穴の補修/穴をかがる
擦り切れて穴が開いてしまった部分の内側から生地を当てて、表側からミシンでかがる。生地と同じ色の糸でかがるが、かばんの表側にミシン目が出る。
費用の目安 持ち手の取替 2,000円~ ファスナーの取替 3,000円~
持ち手の取替(中つぎ) 4,000円~ 穴の補修※ 2,000円~
ショルダーバンドの取替 3,000円~ ネームタグの取替 500円

※費用はかばんの構造や傷み具合によって異なります。





持ち手の取替 2,000円~
持ち手の取替
(中つぎ)
4,000円~
ショルダーバンド
の取替
3,000円~
ファスナーの取替 3,000円~
穴の補修※ 2,000円~
ネームタグの取替 500円

※費用はかばんの構造や傷み具合によって異なります。

ご利用の流れ

修繕の流れは以下の通りです。

直接ご来店いただけるお客さま

ご愛用のかばんを直接お持ちいただき、店頭スタッフにご相談ください。その場でお見積りいたしますが、複雑な修繕は一旦お預かりし、後日改めてご連絡差し上げます。店頭でお預かりしたかばんは修繕が仕上がり次第、お送りすることも可能です。送料はお客さまのご負担となりますので、ご了承ください。

ご遠方のお客さま

京都の店舗までお越しいただけないお客さまは送付にてご依頼ください。
  • 01.かばんを送る

    お客さまのご連絡先【お名前(フリガナ)・ご住所・お電話番号】と修繕ご希望箇所をご記入いただいたメモを添えて、下記までお送りください。かばんの中にお忘れ物がないか必ずご確認ください。

    〒605-0016
    京都市東山区進之町590番地
    株式会社 一澤信三郎帆布 修繕係宛
    TEL:075-541-0436

    修繕の前に

    修繕の前にお洗濯をおすすめいたします。洗っていただくと、より生地の状態が確認しやすくなります。傷んだ箇所も分かりやすく、最適な修繕が行えるのでよりキレイに仕上がります。お手入れ方法をご覧ください。
    また、生地自体が傷みすぎている場合や、破損箇所によっては修繕ができない場合もありますので、ご愛用のかばんを一度拝見します。修繕できる・できないも含め職人と相談し、修繕方法や費用などをお客さまに確認いたします。
    生地の染め直しやクリーニングはお受けしておりません。

  • 02.お見積り

    届きましたかばんの状態を確認しまして、職人と修繕方法を検討します。2週間以内にこちらから修繕の詳細につきまして、お電話差し上げます。お見積りのご連絡はお電話でいたします。つながりやすい電話番号・時間帯がございましたら、あらかじめお知らせください。
    またかばんの返送に送料をご負担いただきます。ご了承ください。


    北海道
    ・沖縄
    1,300円(税抜)
    その他
    都道府県
    1,000円(税抜)
  • 03.見積書・払込用紙送付

    修繕方法・金額をご了承いただけましたら【見積書】と専用の【払込用紙】を郵送いたします。【見積書】がお客さまのお手元に届きましたら、修繕内容・金額等をご確認ください。かばんのご返却まで必ず保管してください。
    お見積り連絡後、万が一1週間経っても【見積書】などが届かない場合は、お手数ですがお電話にてお問い合わせください。

  • 04.お支払い

    【見積書】とともに郵送した【払込用紙】にてコンビニエンスストア、または郵便局でお支払いください。
    【払込用紙】到着後、2週間以内にお支払いください。手数料は弊社で負担いたします。
    お支払いの確認ができ次第、修繕に取りかかります。
    かばんのご返却まで、払込受領書は保管いただきますようお願いいたします。
    【払込用紙】以外でのご入金は確認できません。必ず【払込用紙】をご使用ください。(クレジットカードでのお支払いはできません。)

  • 05.仕上がり

    ご入金を確認してから2~3ヶ月ほどで、ヤマト宅急便にてご返却いたします。
    複数のかばんを一度にお預かりした場合、すべての修繕が仕上がり次第、まとめてお送りいたします。
    原則、返送前にお電話はいたしません。
    お届けの曜日・時間をご指定される場合は、あらかじめお知らせください。
    また、ご旅行などで京都に来られるご予定がございましたら、店頭でのお渡しが可能です。事前にご連絡ください。

  • 06.お届け

    かばんがお手元に届きましたら、修繕箇所をご確認ください。

  • おことわり

    修繕ご依頼の際は、以下の点をご理解いただきますようお願い申し上げます。

    • ・部品の仕様が変わっているものがありますが、新しい仕様の部品に変更させていただきます。
    • ・長くご愛用いただいているかばんは経年変化で色が褪せていることがあり、新しい材料を使い修繕した部分と、色の差が出ることがございます。
    • ・取り替えた古い生地や金具などの部品は、こちらで処分いたします。
  • お客さまの情報について

    いただきましたお客さまの情報(お名前・ご住所・お電話番号・メールアドレス等)は、弊社の業務以外に使用することはありません。また、第三者に開示・提供することはございません。 詳しくは個人情報の取り扱いをご確認ください。