カバン・袋物・帆布加工一式 一澤信三郎帆布

スタッフ便り

2015.08.07

時代は変わっても…/Despite the changing times

知り合いの家具屋さんで愛用してもらってる93【小】。ノミやカンナ、電動工具…たくさんの道具を一切合切詰め込んで、使い込まれたこのカバンは、実はもともとは氷を運ぶものでした。
昔は街中に氷屋さんがたくさんあって、氷をカバンに入れて自転車やリヤカーで配達していました。写真の氷袋はちょうど4貫目(16キロ)の氷が入る寸法に作られ、大きくて丈夫。
家具を納品する時は現場に合わせてその場で調整することもあって、大小たくさんの道具を持ち運びます 。そんな重くて大荷物になる道具達を運ぶのに、この氷袋が活躍してるそうです。
今は冷蔵庫が普及して、氷屋さんに氷を運んでもらうことも少なくなりましたが、氷職人から家具職人へ、“なりわい”は変わっても道具袋として今も変わらず職人の傍で仕事を支える存在でいてくれるのは嬉しいことです。
お店で買われるお客様の中には、キャンプ用品をまとめて車に積み込むのに便利だとか、お子様のおもちゃ入れとしてお部屋に置くなど、職人以外の方にも色んな用途に使っていただいているようです。

The furniture designer I know uses Bag No.93, small. He carries all his tools in it, such as chisel, plane and electrical tools. This well-used bag was originally made to carry ice blocks.
In times gone by, there used to be many ice shops in town. Ice blocks were placed in these bags and delivered by bicycle or cart. The bag above is designed to contain 4 ice blocks (about 16kg) so it’s truly big and sturdy.
When the furniture designer delivers furniture to his customer, he sometimes needs to adjust the size on site. Therefore he always needs to carry around many tools. He says this bag for ice blocks is very useful in carrying his large, heavy tools.

With the proliferation of refrigerators, ice shops are things of the past. However, we’re delighted to know that our bag continues to be of use, supporting craftspeople’s work, even though their use has changed from carrying ice to tools.

Their use appears to be myriad. Customers, who have bought this bag, use it in unique ways such as carrying camping tools or for putting away their children’s toys.
(H)

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