カバン・袋物・帆布加工一式 一澤信三郎帆布

信三郎のええかげんな話

Date 2018.08.19

#85 まとまりのない出勤風景


うちには、七十人ほどの職人と十数人の販売の社員がいます。店頭に立つ社員には、見苦しくない格好やったら、カジュアルな格好でもかまへん、と言うてるんで、この季節やと、たいがいがジーンズかチノパンにTシャツ、エプロン姿で接客しています。

それぞれが好き勝手な格好で出勤してくるのは、おもに職人たちです。
Tシャツは毎年社内でデザインを募集して、その中で奇抜でおもろいのを採用して、みんなに配ってます。
そやけど着てるもんも、着てないもんもいるなあ。
ほとんどの職人の通勤は、自転車かバイクです。人に迷惑かけんように全員保険には入らせてますが、この暑いのに、宇治から1時間かけて自転車で通勤してくる強者(ツワモノ)もいます。自転車でエネルギー使い果たして、仕事中に居眠りしたらあかんで、と言うてます。

金髪もピアスもあかんとは言うてへんので、みんな服装も髪形も、てんでばらばらや。暑い夏場は、半ズボンにビーチサンダルにリュックを背負って出勤してくるもんがようけい(たくさん)いるんです。
「君ら、今日は海水浴か?山登りか?」と聞きたくなるような格好です。
一人一人は、それなりに服にはこだわってるらしいけど、到底会社勤めをしているようには見えません。
以前にうちの工房長が、『お父さんの仕事』というテーマで新聞に載って、それを見た近所の人が、「ちゃんとした勤め人やったんや」と初めてわかったとか。
そりゃあ、アロハシャツに半パンにリュック背負って自転車で出ていくんやから、何してはる人やろう・・?と思われてたんやろうね。
まあ、自分も縛られんのがいややし、こんなゆるーい会社があってもええかなあ~と。
そやけど、こんな会社やけど、みんな仕事中は真面目に気張ってます。