カバン・袋物・帆布加工一式 一澤信三郎帆布

信三郎のええかげんな話

Date 2016.02.22

#50 出会い

何とのう、「ええかげんな話」を書き連ねていたら、今回で50回やそうです。
いつも、私のざれ言にお付き合いいただいておおきに、お礼を申し上げます。
一緒に写ってくれてはる角野卓造はんは、舞台やテレビに出てはるんで皆さんよう知ってはるかと思います。私は演劇の世界とは何のご縁もありません。角野はんとは、祇園のショットバーのカウンターや、居酒屋さん、小料理屋さんで何度もお見掛けして、お互いに何とのう顔見知り、そやけど特に話しかけることも無く・・というのが長く続きました。私もこう見えても、人見知りで、なかなかすぐに仲ようなれへんたちです。それが、いっぺん旨いもん一緒に食べに行きましょうということになって、お互いに気が合うたんやろうか。角野さんが京都に来はるたんびに、旨い佳肴で一献となり、猩々の仲です。六十近くになってから、新しい友ができるというのも、なかなかええもんです。気を遣うてもろうて、うちのかばんがいつも角野はんと同伴です。

そしてもう一つの出会い、昨日京都マラソンを走った黒岩君です。彼が東洋大学4年のころに、職人になりたいという手紙をもらいました。また、欠員ができたら声をかけるわと、ええ加減な返事にもめげず、その後京都に引っ越してきて、よそで仕事をしながら待ってくれました。結局3年以上待たせたんですが、初志貫徹、うちの職人になってくれました。
それから2年余り、16,000人が都大路を駆け抜けた京都マラソンで、2時間38分35秒、25位で見事完走してくれました。
いくつになっても、おもろい出会いはあるんやな。
二人には、芸とスポーツ。私は歳食ってるだけで、なーんも誇れるもんあらへんなあ。