カバン・袋物・帆布加工一式 一澤信三郎帆布

信三郎のええかげんな話

Date 2018.03.30

#80 拈華微笑(ねんげみしょう)

インド、ネパールの釈迦牟尼の仏蹟巡拝の旅の途中で、ふと、“ 拈華微笑(ねんげみしょう)” の言葉が浮かびました。
はるか昔、お釈迦さんがいつものように説法されていた時のこと。ある日、金波羅華(こんぱらげ)と言う花を、指先でつまんで無言のまま弟子たちに差し出しました。すると、みんながきょとんとしている中で、弟子の迦葉(かしょう)だけが、その意を悟って微笑された・・。
ほんまにわかり合っている者同士に言葉はいらない、お互いに顔を見合わせて微笑するだけでちゃんと意は通じるということ。
心から心へ、“ 以心伝心 ” “ 不立文字(ふりゅうもんじ)” ということやそうです。
こうして、お釈迦さんの尊い教えは、迦葉尊者(かしょうそんじゃ)に伝えられました。

この話はいったいどこでの出来事やったんか、ずっと気になっていた言葉でした。
今回の旅で、霊鷲山(りょうじゅせん)を訪れ、ここがその場所やと分かって、しみじみと嬉しく、お釈迦さんと迦葉尊者との場面を想像したことでした。
霊鷲山の岩の上には、“ 天上天下唯我独尊 ” と、猿が瞑想していました。
それにしても、日本も含め、近隣の国の偉い人たちは、お互いに心を伝え合うのが下手やなあ。核兵器を持たんと拈華微笑とはいかへんのやろうか・・。
南無釈迦牟尼仏。