カバン・袋物・帆布加工一式 一澤信三郎帆布

信三郎のええかげんな話

Date 2016.07.27

#56 赤熊(しゃぐま)

祇園祭の山鉾巡行も終わって、京都の夏もいよいよ本番。
わたしは冬の底冷えは平気なんやけど、蒸し暑い夏は苦手です。ほんまにいややなー。
17日の祇園社の前祭の山鉾巡行が終わって、突然、生麩の老舗 “麩嘉”はんの息子さんが、大きな藁束を担いで来てくれはりました。何とそれは、“くじ取らず” で前祭の先頭を行く長刀鉾の、鉾の上部に取り付けてある「赤熊(しゃぐま)」というもんやそうです。遠くから眺めると小そう見えるけど、こんなに大きいもんやったんや・・。長刀鉾には七つ付いてるそうです。
歌舞伎の連獅子が付ける頭も赤熊。綾傘鉾の棒ふり踊りも、赤熊を被って棒を振ります。この藁束が同じ名前とはどういういわれがあるんやろうか。形が似てるからやとも聞きました。
さて、何のために飾るんか聞いてみると、火伏(火の用心)のためにおくどさん(かまど)の上の方にかけて置くという人もいはるし、家の玄関の内側にかけて置くと、厄除けになるという人もいはりました。
詳しい “いわれ” をご存知の方があれば、是非教えて欲しんもんです。
長刀鉾は、いまだに女人禁制。女性は昇れません。
赤熊は、女難除け?? 長いことありまへんけど・・・。
それより有り難い赤熊はんを、狭い店舗のどこに飾らしてもろたらええんやろうなあ。