カバン・袋物・帆布加工一式 一澤信三郎帆布

かばんの修理

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帆布は「丈夫で長持ち」と言いますが、天然素材ゆえに長い間の経年劣化だけは避けられません。
一澤信三郎帆布では、長年お使いいただいたかばんの修理をできる限りお受けしています。
職人は修理のかばんを手にした時に、「長年お使いいただいておおきに」という気持ちで細心の注意を払って、まず糸をほどくことから始めます。修理するかばんをながめ、お使いいただいているお客様のお名前、ご住所からその方の雰囲気や、お使いいただいている風景を思い浮かべながら丁寧に修理をしています。
修理をすることで、持つ人の愛着や思い出を損なうことなく、また新たな気持ちで使い続けていただけたら、かばんも作り手も本望です。

修理のお預かりには1~2ヶ月お時間を頂戴しております。
かばんの状態によっては修理ができない場合もありますので、ご了承ください。

生地自体が傷みすぎている場合や、破損箇所によっては修理ができない場合もありますので、ご愛用のかばんを一度拝見します。修理できる・できないも含め職人と相談し、修理方法や費用などをお客様に確認いたします。
また修理の前にお洗濯をおすすめいたします。洗っていただくと、より生地の状態が確認しやすくなります。傷んだ箇所も分かりやすく、最適な修理が行えるのでより綺麗に仕上がります。お手入れ方法をご覧ください。
修理のご依頼方法は下記をご参照ください。

店舗にご来店いただけるお客様

ご愛用のかばんを直接お持ちいただき、店頭スタッフにご相談ください。
その場でお見積りいたしますが、複雑な修理は一旦お預かりし、後日改めてご連絡差し上げます。
店頭でお預かりしたかばんは修理が仕上がり次第、お送りすることも可能です。送料はお客様のご負担となりますので、ご了承ください。

ご遠方のお客様

京都の店舗までお越しいただけないお客様は送付にてご依頼ください。
流れは以下の通りです。

修理までの流れ

  1. 1.かばんを送付する

    お客様のご連絡先【お名前(フリガナ)・ご住所・お電話番号】と修理ご希望箇所をご記入いただいたメモを添えて、下記までお送りください。
    かばんの中にお忘れ物がないか必ずご確認ください。

    〒605-0016
    京都市東山区進之町590番地
    株式会社 一澤信三郎帆布
    修理係宛
    TEL:075-541-0436

  2. 2.お見積り連絡

    届きましたかばんの状態を確認しまして、職人と修理方法を検討します。2週間以内にこちらから修理の詳細につきまして、お電話差し上げます。
    お見積りのご連絡はお電話でいたします。つながりやすい電話番号・時間帯がございましたら、あらかじめお知らせください。
    またかばんの返送に送料をご負担いただきます。ご了承ください。

    送料:北海道・沖縄 1,300円(税抜)、その他都道府県 1,000円(税抜)

  3. 3.お見積書・払込用紙送付

    修理方法・金額をご了承いただけましたら【お見積書】と専用の【払込用紙】を郵送いたします。【お見積書】がお客様のお手元に届きましたら、修理内容・金額等をご確認ください。かばんのご返却まで必ず保管してください。
    お見積り連絡後、万が一1週間経っても【お見積書】などが届かない場合は、お手数ですがお電話にてお問い合わせください。

  4. 4.お支払い

    【お見積書】とともに郵送した【払込用紙】にてコンビニエンスストア、または郵便局でお支払いください。
    【払込用紙】到着後、2週間以内にお支払いください。手数料は弊社で負担いたします。
    お支払いの確認ができ次第、修理に取りかかります。
    かばんのご返却まで、払込受領書は保管いただきますようお願いいたします。

  5. 5.修理仕上がり

    入金確認日から2ヶ月以内にヤマト宅急便にてご返却いたします。
    複数の修理を一度にお預かりした場合、すべての修理が仕上がり次第、まとめてお送りいたします。
    原則、返送前にお電話はいたしません。
    お届けの曜日・時間をご指定される場合は、あらかじめお知らせください。
    また、ご旅行などで京都に来られるご予定がございましたら、店頭でのお渡しが可能です。事前にご連絡ください。

  6. 6.お届け

    かばんがお手元に届きましたら、修理箇所をご確認ください。

おことわり

修理ご依頼の際は、以下の点をご理解いただきますようお願い申し上げます。

  • ■修理の方法によってかばんの表にミシン目が出ることがございます。
  • ■部品の仕様が変わっているものがありますが、新しい仕様の部品に変更させていただきます。
  • ■長くご愛用いただいているかばんは経年変化で色が褪せていることがあり、新しい材料を使い修理した部分と、色の差が出ることがございます。
  • ■取り替えた古い生地や金具などの部品は、こちらで処分いたします。
  • ■生地の染め直しや、クリーニングはお受けしておりません。

お客様の情報について

修理ご依頼の際にいただきましたお客様の情報(お名前・ご住所・お電話番号)は、弊社の業務以外に使用することはありません。また第三者に開示・提供することはございません。詳しくは個人情報の取り扱いをご確認ください。

修理例

修理は、「できるだけ元の状態に戻す」「修理したことにより強度を高め、またしばらく使えるようにする」ことを基本に行っています。無理に修理すると、そこから傷むこともあるため、どこまで直すかを見極めるのも修理の一部。無駄な修理をしないのもコツ。それによって、より長くお使いいただくことができます。


ケース1

ケース1 - BEFORE

BEFORE

長年お使いいただいて、底の角が擦り切れています。

ケース1 - AFTER

AFTER

擦り切れた穴をふさぐために、底の布をつまみ直します。
しかし深く底をつまんでしまうとかばんの形が変わってしまうので、形が変わらず穴もふさげるベストなところを選びます。
また、すぐにほどけないよう、生地のきわの傷み具合も判断しながら、縫う場所を決めます。

ケース2

ケース2 - BEFORE

BEFORE

ついているパーツから判断すると、20年以上も前の製品だと思われます。持ち手がボロボロになり、ポケットやネームタグも剥がれかかっています。

ケース2 - AFTER

AFTER

持ち手はボロボロになった部分を途中で切り取り、上から新しい持ち手を縫い足します。その際、元の持ち手のステッチと、新しい持ち手のステッチがつながって見えるようにしたり、左右の高さのバランスが同じになるように気をつけています。ポケットは、はずれかかっている側のステッチをほどき、ネームタグもきれいにほどいて、新しく縫い直します。また口元の金具は生地を傷めないように慎重に取り外し、「まだまだ長く使っていただけるように」と願いながら、新しいものに付け替えました。

ケース3

ケース3 - BEFORE

BEFORE

底と角の生地が擦り切れています。また背負いバンドも端が切れています。

ケース3 - AFTER

AFTER

底の修理は、生地の傷み具合などによって、当て生地を内から当てるか外から当てるか、縫い方も荒い目にするか細かい目にするかを判断します。この場合は底の切れ目がかなり大きく斜めに入っていたので、内側から大きな当て生地を当て、しっかりカバーできるように気をつけました。背負いバンドは生地を傷めないように古い糸をほどき、金具を外して、新しいものに付け替えています。